再生可能エネルギーを貯蔵する新型蓄電池(レドックスフロー電池)の研究開発の成果および太陽光発電とレドックスフロー電池を連動させた電力需給システムの実証実験に関する記事が、2020年3月9日付の日刊工業新聞に掲載されました。
記事は、科学技術・大学面(21面)に掲載され、「災害時想定で実証」という大きな見出しで取り上げられました。
また、日刊工業新聞の1面上部に掲載されている、この日の全紙面(28面分)に掲載された記事の中で、有力トピックスの3つの記事の1つとしても選ばれ、以下のように紹介されました。
「21 災害時想定で実証 埼玉工業大学は、安全で安定性の高い蓄電池の実用化に向け実証。災害時の電力供給に。」
松浦研究室では5年程前から、バナジウム系レドックスフロー電池に関連する本格的な研究開発を進めています。今回、これまでの研究成果の一部を集約し、電池性能を向上させたレドックスフロー電池を、本学ものづくり研究センターに設置しました。
ものづくり研究センターに設置したレドックスフロー電池は、住宅1軒分の電力マネージメントを想定した規模で、大韓民国のエネルギー関連企業(HI GROUP Energy & HVAC Co., Ltd.)と共同開発したものです。
また、2020年3月11日より、太陽光発電とレドックスフロー電池を連動させた非常災害時を想定した電力需給システムの実証実験も開始しています。