宮城県南三陸町「第7回桜植樹祭 お花見会」に産業支援ボランティアとして出店しました

シンガーソングライターのセレイナ・アンさんと出会いのM3ゼミ生との集合写真

4月21日(土)、宮城県南三陸町のひころの里で開催された第7回桜植樹祭 お花見会に、本学の「出会いのM3ゼミ」の学生20名と教職員が産業支援ボランティアとして参加し、お花見会の運営・支援活動で地元の方々と協働しました。
当日は雲一つない美しい晴天の下、一般社団法人LOOM NIPPONが行っているKIBOU311の活動である南三陸町第7回桜植樹祭に出会いのM3ゼミの学生たちも初めて参加させてもらい、実際に学生たちも桜の苗木を植樹しました。

お花見会では、会場設営や運営活動を地元の方々と一緒に行うと共に、学生たちがこれまで準備してきた様々なイベント企画を実践しました。
焼きそばの販売コーナーでは、深谷ねぎをふんだんに使った、「満開焼きそば」を料理して販売し、準備した170食分を完売しました。

埼工大の地元深谷市の物産品販売コーナーでは、深谷名産の煮ぼうとうの生麺や、深谷ねぎ・きゅうりをそのまま一本漬けにしたお漬け物、伝統技法で素材にこだわった4種類のかりんとうを販売しました。

バスソルトの制作コーナーでは、岩塩を使ってアロマオイルなどを配合して作るバスソルトの制作体験を開催し、ブースには多くの子供たちも来てくれました。

SAKURAの木メッセージボードの製作では、事前にゼミ生が制作した桜の花びらを象ったカードを配布し、来場者の皆さんに様々なメッセージを書いてもらいました。KIBOU311の活動を行う一般社団法人LOOM NIPPONの加賀美由加里代表を始め、南三陸町の佐藤仁町長や高級生地とオーダースーツ等の専門店であるフランス パリのドーメル社(DORMEUIL、Paris, FRANCE)の関係者の方々、日本テレビの情報番組「ZIP」のあおぞらキャラバンでパーソナリティーを務められたシンガーソングライターのセレイナ・アンさんといった多くのご来賓も出席され、ゼミ生が作ったSAKURAの木メッセージボードにステキなメッセージの花を咲かせてくれました。

南三陸町の佐藤仁町長(右)がSAKURAの木メッセージボードにメッセージの花を咲かせる様子。
左は出会いのM3ゼミの加納充浩ゼミ長。

メインステージでは、地元の入谷婦人会と友美会による「志津川トコヤッサイ」の舞踊が行われ、婦人会のご指名もあってゼミ生が飛び入り参加して一緒に踊りを披露しました。

シンガーソングライターのセレイナ・アンさんは、南三陸町への想いや南三陸の人々との関わり合いについて、セレイナさんのご活動も含め紹介され、またご自身の作詞作曲で制作した「500 miles」や「19」の曲などをギター生演奏と合わせて披露されました。

お花見会の終盤には、餅つきや祝い事やイベントの締めくくりとして餅まきも行われ、また来年もこの南三陸で、ここにいる皆さんとお会いできることを祈念して、お花見会は終了しました。

南三陸のアストロ・テックの佐藤秋夫代表と出会いのM3ゼミ生との集合写真

学生が独自に企画立案し、更にひらめいたアイデアを学生主体で取り組んで実現させ、本学地元の埼玉県深谷市と南三陸との地域の橋渡しにもなるような活動を目指して複数のブースを出店したことで、多くのご来場の皆様から御礼や感謝のお言葉、更にはご来賓として出席されていた団体のSNSへのツイートも頂きました。

一般社団法人LOOM NIPPONの加賀美由加里代表と出会いのM3ゼミ生との集合写真

「出会いのM3ゼミ」は、宮城県南三陸町への強い思いを胸に、「みんなで(Minna-de)、また行きたい(Mata-ikitai)、南三陸!(Minamisanriku)」の頭文字である3つの「M」と地元の方々との出会いを大切にという想いから、工学部生命環境化学科の松浦宏昭准教授が2017年3月に学生と共に設立した学生団体です。
今回の第7回桜植樹祭 お花見会での産業支援ボランティア活動では、同年8月に行ったゼミ初の南三陸フィールドワーク以来2回目の参加となる学生や、今回初めての参加となる学生総勢20名が、自分たちが考えた企画を南三陸で元気よく積極的に取り組みました。その結果、多くの地元の皆様やご来賓の皆様、そしてご来場の皆様とのコミュニケーションを取ることができ、新たな出会いもたくさん生まれました。

東日本大震災で被災された方々への継続的な支援であるKIBOU311の活動の一環として、今回の第7回桜植樹祭 お花見会に学生たちの参画の機会を与えて頂いた、一般社団法人LOOM NIPPONの加賀美由加里代表、そして南三陸のアストロ・テックの佐藤秋夫代表に深く感謝申し上げます。埼玉工業大学の出会いのM3ゼミに所属する学生のパフォーマンスを第7回桜植樹祭 お花見会で最大限に引き出してもらえたことに、学生を指導する教員として大変嬉しく思っております。

「出会いのM3ゼミ」は、宮城県南三陸町にある宿泊研修施設「南三陸まなびの里いりやど」を活動拠点に、今後も引き続き南三陸フィールドワークを行っていくことを計画して参ります。南三陸を拠点に学生が主体となって、地元の人々と出会い、そして共に活動することを通して、学業以外の様々なことを経験しながら学ぶことに大きな意義があります。学生が能動的に東日本大震災で起こったことを現地に出向いて、見て、聴いて、感じて、その結果として現実を認識し、そして現地の人々からの教訓や生き方、自分たちが行う活動の意義を明確に理解しながら活動することができる環境を作ってあげることがゼミの担当教員としての役割だと思っています。埼工大の学生達が自立・自活の人生を送ることができる能力を身に付けていくことも本ゼミの活動の一つの目的になります。


(関連情報)
1) 一般社団法人LOOM NIPPONのKIBOU311の活動
http://www.loom.or.jp/activities/index.html

2) 南三陸まなびの里いりやどについて
https://ms-iriyado.jp/

3) 出会いのM3ゼミが行った「南三陸町 第7回桜植樹祭 お花見会」での活動に関するPRESS RELEASE記事
https://www.sit.ac.jp/media-s/2018/press/180417_01.pdf

4) 「南三陸町 第7回桜植樹祭 お花見会」での活動に関する大学トピックス記事
https://www.sit.ac.jp/news/180423_01/

5) 今回のボランティア活動の様子が毎日新聞宮城県版に掲載されました。
https://mainichi.jp/articles/20180422/ddl/k04/040/046000c