松浦准教授が分担執筆した書籍がPROSE賞を受賞しました

2019年7月にエルゼビア社(Elsevier、本拠地:オランダ・アムステルダム)より出版された書籍(書籍タイトル:“Chemical, Gas, and Biosensors for the Internet of Things and Related Applications”)が、2020年のPROSE賞を受賞しました。
本書籍は、IoTと深い関係にある化学センサやガスセンサ、バイオセンサとそれらに関連した応用展開をまとめたもので、第一線で活躍する国内外の研究者が分担で執筆しています。
松浦准教授は、本書籍の第9章を単著で執筆し、IoT分野における電気化学環境センサの構築を目的とした電解改質炭素電極の創製とその応用展開について、最近の研究動向や松浦研究室の卒業生や学生との力だけで共に進めてきた研究の成果をまとめました。

PROSE賞(PROSE Awards)は、1976年に創設され、アメリカ出版社協会および学術出版部より毎年発表されており、同協会が優れた学術出版物に対して贈る世界的にも権威ある学術出版賞です。
この賞は毎年、著名な専門書や学術書、参考文献、雑誌、電子コンテンツを表彰しており、出版社や学者、図書館専門員、および医療専門家によって厳格に審査されます。
2020年のPROSE賞には、世界から630件を超える応募があり、そこから157件がファイナリストとして選出され、最終的に19名の審査員により受賞対象が決定しています。

本書籍は、「Physical Sciences and Mathematics」分野における「Chemistry & Physics」のカテゴリーで唯一受賞したものです。

(参考情報)
1) 2020年のPROSE賞の発表について(アメリカ出版社協会が掲出)
https://publishers.org/news/association-of-american-publishers-announces-subject-category-winners-of-2020-prose-awards/

2) 2020年のPROSE賞の発表について(Elsevier社が掲出)
http://scitechconnect.elsevier.com/two-elsevier-books-named-subject-category-winners-in-aaps-2020-prose-awards/

3) “Chemical, Gas, and Biosensors for the Internet of Things and Related Applications”(本書籍)の紹介
https://www.sciencedirect.com/book/9780128154090/chemical-gas-and-biosensors-for-internet-of-things-and-related-applications

4) 本書籍で松浦准教授が執筆した論文について
Hiroaki Matsuura, “Electrochemical sensing techniques using carbon electrodes prepared by electrolysis toward environmental Internet of Things sensor”, Chemical, Gas, and Biosensors for the Internet of Things and Related Applications, Edited by K. Mitsubayashi, O. Niwa, Y. Ueno, Chapter 9, pp. 133-145, Elsevier (2019).